新潟伊勢丹(新潟市中央区)で産学連携による学生オリジナル商品の販売イベントが開催
国際トータルファッション専門学校(新潟市中央区)は30日、新潟伊勢丹(新潟市中央区)の2階エントランスで、学生のオリジナル商品の販売イベントをスタートした。11月5日まで。
販売イベントは、今年で5回目となる産学連携授業で、同専門学校の特別講師で、人気ブランド「VICTIM」のデザイナーである下鳥直之氏の監修・指導のもと、縫製を手がける地元企業や新潟伊勢丹との連携により実現した。同専門学校の3年生は毎年、前回の販売で発生した在庫について発生理由を検証。そのうえ、新たな企画・デザインに取り組み、実際に仕上がった商品のプロモーション・接客販売を行っている。
今年の新商品の1つであるニットは、最近の流行であるオーバーサイズを取り入れたかたちで、ゆったりとした着心地の良さがポイントという。新潟の気候を考慮し、秋・冬のみならず、春の肌寒い時期にも合う商品となっている。
またニットと並んで展示されているコートは、2種類の異なる素材を用いて縫製されたデザインで、一般的なコートとの差別化を図っているという。
このほかにも、販売ブースには全身コーディネイトを提案できるようインナー、ボトムスに至るまで様々な商品が並ぶ。国際トータルファッション専門学校3年生の加藤さんは、「すべての商品がオリジナルで一点ものであり、地元企業の協力を得て作られた、新潟だからこそできた商品です」と話していた。
ロシアパシフィックウィークの2019年入選作品も展示
販売ブースの奥には、ロシア・ウラジオストクで開催されたファッションコンペティションであるロシアパシフィックウィークの2019年入選作品を展示。国際トータルファッション専門学校は毎年、このコンペに学生の作品を応募しており、これまでにも企業賞を始め様々な賞を獲得しているという。
なお、下鳥直之氏は新潟県上越市出身で、有限会社VTM(東京都渋谷区)の代表を務め、2002年にオリジナルブランドVICTIMを立ち上げ、2013年にはショップ「White Gallery」(東京都渋谷区)をオープンしている。VICTIMは“着心地とシルエットにこだわり長く着られる洋服”をテーマに様々なアイテムを提案し続け、多数の店舗・取り扱いショップが存在する国内外で人気の高いブランドで、オンラインショップもある。
VICTIM&Co オフィシャルホームページ:http://vtm.jp/
VICTIM オンラインショップ:http://store.vtm.jp/