北海道東北地方知事会議が新潟市で開催
新潟県と北海道、東北6県の知事で構成する、北海道東北地方知事会は30日、新潟市で定例会議を開き、地震や台風などの自然災害への対応や、医師確保策の強化などを国に求める提言をまとめた。
会議の冒頭では、甚大な被害をもたらした台風19号によって被災した人々をいたみ1分間の黙祷を捧げた。被災者の生活再建に向けて、人的支援やインフラ復旧整備にかかる財政支援など、国に対し緊急要望を提出することを決議した。
医師確保対策について新潟県の花角英世知事は、「(地方の)医師不足は深刻と認識している。医師偏在の抜本的な改革には国が主体的に動くことが必要。より実効性のある具体的な対策に取り組んでいただきたい」と語る。大学医学部の増員や、地域枠設定に伴う修学資金に対する財政支援の拡充など、8道県の総意として強く求めるとした。
なお、緊急要望は来月中にも国へ提出する。次回の会議は、来年福島県で開催される。