新潟市中央区と東区の土壌からヒ素などが基準値を超えて検出
新潟市は17日、新潟市中央区出来島と東区榎町で土壌調査を行った結果、有害物質である砒素(ヒ素)などが基準値を超えて検出されたと発表した。
中央区出来島地内は採取日が今年3月23日で、16日に市に届け出があった。砒素が基準値0.01mg/L以下のところ、0.017mg/Lの土壌溶出量が検出された。
一方、東区榎町地内は採取日が平成15年1月9日から同月13日で、16日に届け出があった。
カドミウムが基準値0.003mg/L以下のところ、0.01~0.014mg/Lの土壌溶出量があったほか、水銀が基準値0.0005mg/L以下のところ、0.00075~0.0032mg/L、セレンが0.01mg/L以下のところ、0.016~0.048mg/L、鉛が0.01mg/L以下のところ、0.011~0.12mg/L、砒素が0.01mg/L以下のところ、0.012~1.3mg/L、ふっ素が0.8以mg/L下のところ、0.81~120mg/Lの土壌溶出量があったという。
また、土壌含有量は、鉛が150mg/kg以下のところ、170~5,600mg/kg、砒素が150mg/kg以下のところ、160~610mg/kg、ふっ素が4,000mg/kg以下のところ、4,700~20,000mg/kgあった。
市は、周辺の井戸の設置状況を確認のうえ、地下水調査を実施して周辺における汚染の状況を確認するほか、周辺で地下水を飲用している場合には引用しないように指導する。
また、土地の所有者に対し、土地汚染調査を含めて、土壌汚染対策法に基づく適切な対応を行うよう指導するとしている。