博報堂アイ・スタジオが、かぐらスキー場で無線技術を使った新サービス

携帯電話の圏外で起こった事故でも早期に発見可能

3Dマップ

(株)博報堂アイ・スタジオ(東京都、平林誠一代表取締役社長)は11日、無線技術を用いることで携帯電話の圏外で起こった事故でも早期に発見できるサービス「TREK TRACK(トレックトラック)」を、かぐらスキー場のバックカントリーエリア(スキー場管理区域外)において提供を始める。また全国の山岳エリアで使用できる短期保険「The Day」の提供も始める。

IoTデバイスと、長距離無線技術であるLPWAを組み合わせることで携帯電話が圏外になりやすい山岳地帯における人の位置情報を可視化・集中管理し、有事の際の早期救助など、テクノロジーで山岳事故の減少を目指すサービス。昨年8月に第一弾として山梨県瑞牆山の登山道でサービスの提供を始めた。

専用のIoTデバイスを持ったユーザーの行動データを収集し、山中を移動した軌跡をWebサイトや専用アプリで確認できる。また、家で待つ家族やスキー場管理者などが3Dマップでリアルタイムの位置情報を確認することができる。

さらに、デバイスの「HELPボタン」から、TREK TRACK運営事務局へHELPコールを送信することが可能。24時間365日データを監視することで、有事の際、救助などでの位置情報の活用が期待できる。

デバイスは、縦100mm×横55mm×厚15mm。重量は約100g(乾電池除く)。レンタル価格は、1日700円から。かぐらスキー場で、近年ブームとなっているバックカントリースキー・スノーボードを楽しむ人などの利用を見込む。

アプリ

IoTデバイス

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