立憲民主党代表選に立候補することを表明した新潟1区選出の衆院議員・西村智奈美氏が新潟市で会見
立憲民主党代表選に立候補することを表明した新潟1区選出の衆院議員・西村智奈美氏が18日、自身の後援会である智水会の会合(約50人が出席)を新潟市内で開催し、その後、マスコミの囲み取材に応じた。
西村氏は、後援会の参加者や内容などについて尋ねられ、「私は1999年に新潟県議会議員に初当選し、県議会議員を4年に務めさせていただき、2003年に衆議院議員に転じまして、それ以来1回お休みしましたけれども、今の6期目の実績をいただいている。その中で、支持者の皆さんと日本の政治のあるべき政治についていろいろ話をしながら、ここまで私の活動を支えていただき、私もそのご期待に応えようとして一生懸命やってまいりました。そういう意味では非常に付き合いの長い方々で、女性の政治参加を進めよう、ということで頑張ってくださってきた方々もいらっしゃれば、私が活動してくるNGOなどの活動を通じて私の活動を支援してくださったということもいらっしゃる。(そうした人々が)今の立憲民主党に対していろいろなご意見を述べられたうえで、ぜひ現在の立憲民主党に対する支持が弱まっているということを克服してもらいたいというようなお話がございました」と答えた。
具体的にどう変えたいのか(克服したいのか)については、「草の根の声、地方の声、こういったものを十分に吸い上げて、それを形にすることができてこなかった部分があるというふうに思います。それは流れの中では致しかたなかった部分はあると思うんですけれども、私はそういう意味で、これからの立憲民主党の形をきちんと作っていく。そして皆さん近い政党して、地域で活動できるように、そんな行動をやっていきたいと思ってます」と語った。
また、「私は自治体議員を1期4年間務めています。また仲間のみんなに驚かれたんですけれども、米農家の生まれ育ちであるということ、そういった立場に立って、地方の声を国政に届けることができるというふうに思っています。それは私の強みだと思っています」という。
西村氏は「私は目の前に困っている方がいたら、ほっとけないという気持ちです。目の前に困っている、困難に直面している方がいらっしゃったら、その方の問題を解決するために行動したいというふうに考えます。そういう意味では、いま日本社会の中では、あまりにも困難に直面しつつ、声すら上げることができない方がいらっしゃる、そうした困難を、私は解決をしていきたいと思っています」と代表選への意気込む。
さらに続けて、「今の日本の政治にかけているのは、多様な声が反映されるということ。地方の声、女性の声、草の根の声、こういったものを反映して、本当に草の根からの民主主義をつくっていきたい、そして理不尽はやっぱりあってはいけないと思います。公文書の改ざんや政治と金をめぐる問題、このような政治が当たり前になってしまってはいけないということで、そういった理不尽を正すということ、許さないということ、そういったことを力強く訴えていきたいと思っております。他方で、私がなぜこの代表選挙をするかをいうとすれば、私は、これまでも、例えば派手なパフォーマンスや政策などはできなかったし、やってこなかったんですけれども、一つ一つの目の前の課題に対して、地道に活動して、そして成果を出すということをやってまいりました。ですので、派手さはないけれども、着実に物事を前に進めるそういうリーダーになっていく、そのことを訴えていきたいと思ってます」と語った。
一方、今日新潟市で後援会の会合を開いた心境については、「私が代表選挙に挑戦させていただけるということは、地元の皆さんあってこそです。報道でいろいろなことは伝わっているかもしれない。やはり私自身の思いを、私自身の言葉でお伝えをしたいということから、今日の皆さんから集まっていただきました」と述べた。
また後援会の会合に出席した菅直人元総理については、「女性の政治家がもっと増えて、そして前に出ていることで日本の政治を変えていけるんだというような話もありました」という。
代表選挙で支持拡大に向けて取り組むことについては、「できるだけ多くの党員の皆さんとお話をしたいと思っています。また視察などにも行ったり、自治体議員との意見交換をやらせていただいたり、そういったことで、いま本当に立憲民主党に求められているのは何かということを、この選挙を通してしっかりと伺っていきたいと思います」と話した。
共産党などほかの野党との連携については、「今回の総選挙を見ますと直前に小選挙区において候補者調整がいくつかの選挙区で行われました。いい結果が出ている選挙区があり、成果があったと思っています。今後は来年夏の参議院議員選挙、これが大きな戦いということになりますが、1人区が32もありますので、そこで1対1の構図(与野党一騎打ちの構図)に持ち込むということは、やらなければいけないことだと思っています。一方、今回の選挙の結果を見ますと、私たちの訴えが有権者の皆様にきちんと届いたのかということが懸念されるような結果でありました。有権者の皆さんに私たちの訴えがクリアに届いて比例の票をきちんと出すことことができるようにする活動もやっていきたいと思っています」と語った。