第一印刷所グループが、イタリア・SEI社の最新鋭レーザー加工機を導入

微細な抜き加工や表面彫刻で差別化

最新鋭レーザー加工機「FREXI800」

(株)第一印刷所(新潟市、堀一社長)のグループ企業で、オンデマンド印刷(POD)に強みを持つ(株)太陽プリント(新潟市、桜井克次社長)は、イタリア・SEI社の最新鋭レーザー加工機「FREXI800(フレキシィ800)」を導入し、22日に関係者に公開した。

加工機は、紙・革・布への抜き加工のほか、紙・革・布・木・アクリル素材への表面彫刻などができる。1mmの微細カットができるのが特徴で、最大800×800mmのサイズのものに対応可能。加工時間は、A3サイズの紙の場合で、1枚あたり約3分。

総投資額は約3500万円と高いが、通常の大量印刷では価格以外の差別化が難しなか、差別化を図ることを目的に踏み切った。大型機種に限定すると、「北海道、東北、北陸エリアで初めての導入になる」(第一印刷所・阿部正喜常務取締役)

オンデマンド印刷サービスなどを提供するショップ「情報工房DOC」で販売するほか、訪日外外国人向けの需要を開拓していく。また、第一印刷所グループの女性スタッフ約50名で構成する女子企画チーム「Donna(ドンナ)」で商品を開発・提案し、初年度2000万円、3年後に年間4000万円の売り上げを目指す。

最大800×800mmのサイズのものに対応可能

名刺をはじめとする各種カード、パッケージ、ペーパークラフトのカット、ノベルティー、看板、サインなどの名入れなど様々な用途に対応できる

第一印刷所の阿部正喜常務取締役

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