新潟県糸魚川市の米田徹市長が一般会計補正予算を発表
新潟県糸魚川市の米田徹市長は22日、定例の記者懇談会を糸魚川市役所で開き、12月議会に提出する一般会計補正予算を発表した。
一般会計補正予算(第6号)は12月議会初日(11月29日)に提案し、スピード感を持って実施したいとのことで、一般会計予算(第7号)と分けて提案する。総額は4,860万円。
なかでも、今すぐUtageキャンペーン事業は2,060万円を計上。コロナ禍で疲弊した飲食店を支援するもので、1次会に8人以上で宴会を実施した場合に糸魚川市内の飲食店約120店舗で使用できる共通商品券を交付する。
1次会において1人当たり2,000円分の商品券(4,000円以上の宴会)を交付するもので、2次会は4人以上の宴会で、1人あたり1,000円分の商品券(2,000円以上の宴会)を交付する。忘新年会や歓送迎会を視野に入れ、11月30日から来年4月30日までを対象期間とする。なお、新型コロナウイルスの第6波などが到来しクラスターが発生した場合は、同キャンペーンを一時中止する。
米田市長は「これまで自粛してきたが、(地域経済を)これから動かしていく」と述べた。
また、宿泊・飲食などの事業者の広告費を補助するなどの誘客支援事業に1,300万円、高齢者などの要支援世帯灯油代等助成事業に1,500万円を盛り込んだ。
一方、一般会計補正予算(第7号)は総額9億2,973万1,000円。道路除排雪事業が3億円ともっとも多い。次いで、新型コロナウイルスワクチン接種事業が2億3,190万1,000円で、3回目のワクチン接種を実施するためのもの。12歳以上の2回目接種終了後8か月経過したすべてを対象として、来年1月から8月までをめどに接種を終了させる見通し。
また、災害復旧費が1億8,585万2,000円で、おもに今年8月、10月の豪雨により発生した農地・農業用施設や林道の災害復旧費となる。