「過労死等防止対策推進シンポジウム」が新潟市で開催
11月は厚労省が定める「過労死等防止啓発月間」
厚生労働省は13日、「過労死等防止対策推進シンポジウム」を新潟市で開催する。新潟県、新潟県弁護士会、新潟県社会保険労務士会が後援。過労死等防止対策推進全国センター、全国過労死を考える家族の会、過労死弁護団全国連絡会議が協力。
近年、働き過ぎやパワハラなどの過酷な労働環境によって、疾患を患ったり命を落とすケースもあったりと、深刻な社会問題となっている。このことから、厚労省は毎年11月、労働時間管理やメンタルヘルス対策などについて全国でシンポジウムを開催している。13日の新潟会場では、過労死問題に造詣の深い川人博弁護士が現場の具体的な話を交えた講演を行うほか、過労により自殺を選ばざるを得なかった電通社員の高橋まつりさんの母が遺族としての体験談を語る。
新潟労働局が公表している資料によると、平成29年度の監督指導調査では、県内414事業所のうち207事業所で、労働基準法の規定ラインを超える違法な時間外労働があった。平成30年は、410事業所のうち224事業所と前年よりも増加している。国が働き方改革を推し進める中、新潟県ではまだ浸透していないのが現状だ。
【過労死等防止対策推進シンポジウム】
開催日/11月13日(水)
時間/14:00〜16:30(受付13:30〜)
会場/コープシティ花園4階 ガレッソホール
定員/130名
参加費/無料
申し込みは下のURLから。
https://www.p-unique.co.jp/karoushiboushisympo/#area4-1