グリーンズグリーンズ(新潟市秋葉区)が、JR東日本と共同で苔の栽培を開始
「JR東日本スタートアッププログラム」に、新潟県で唯一採択される
農業生産法人の株式会社グリーンズグリーン(新潟市秋葉区、代表取締役社長・佐川征也)は、JR東日本と共同で新規事業を行うと発表した。協業する内容は、「苔栽培による鉄道高架下の有効活用」だ。
グリーンズグリーンは、土を使わない特殊な不織布を用いて人工栽培した苔のシートである、「スナゴケシート」で特許を取得している。一方のJR東日本では、2017年度より、ベンチャー企業などから駅や鉄道、グループ事業の経営資源を活用したビジネス・サービスを募り、協業していく目的の「JR東日本スタートアッププログラム」を2017年より実施してきた。
2019年度の同プログラムに、グリーンズグリーンズが独自の栽培技術を使って鉄道高架下の未利用地を活かしていく事業を提案し、採択されたことから共同での新規事業がスタートする。全国から262件の応募があった同プログラムにおいて、採択されたのは21件。新潟県から採択されたのは、グリーンズグリーンのみであった。
新規事業の実施期間は、2019年11月から2020年の3月末まで。その間、新潟駅・郡山駅周辺の高架下などで苔栽培を行い、鉄道沿線施設の防草効果や緑化推進の観点から見た、環境浄化機能の実証を行っていく予定だ。
なお、2019年度の「JR東日本スタートアッププログラム」は、11月28日に全採択内容の発表会が行われ、大賞も決定する予定。