安田温泉やすらぎ(新潟県阿賀野市)が陸上養殖したトラウトサーモンのお披露会を開催

ゆたからサーモンのお披露目会(懇親会)

安田温泉やすらぎ(新潟県阿賀野市)は8日、環境閉鎖型の陸上で養殖したトラウトサーモン「ゆたからサーモン」のお披露目会を開催した。お披露目会には、花角英世新潟県知事の妻である花角田枝さんや企業関係者など約100人が参加した。

第一部の説明会では、養殖事業の開始から現在に至るまでの歩みを説明する映像を上映。その後、養殖事業のプロジェクトリーダーを務める安田温泉やすらぎの木村正人氏を始めとする関係者が挨拶を行った。

養殖事業のプロジェクトリーダーを務める安田温泉やすらぎの木村正人氏

木村正人氏は、「トラウトサーモンを環境閉鎖型で陸上養殖する事業は本県初。当初は温泉のPRになればとの思いで始めたプロジェクトでしたが、多くの皆様から支援をいただき、保田地域のみならず阿賀野市のPRになる事業となりました。とても良い状態に仕上がっているので、是非とも皆さんで味わってください」と喜びを語った。

花角英世新潟県知事の妻である花角田枝さん

花角田枝さんは、「この養殖事業は新潟県の中でも素晴らしいプロジェクト。是非とも成功させ、これからも頑張っていただきたい」と、花角知事のメッセージを伝えた。

養殖事業に協力するカサイの代表取締役を務める笠井信一氏

説明会の後は懇親会。かねてから養殖事業に協力し、排水インフラ整備などを手掛けるカサイ(新潟市秋葉区)の代表取締役を務める笠井信一氏が、乾杯の挨拶を行った後、参加者に、ゆたからサーモンが振る舞われた。

振舞われたゆたからサーモン

ゆたからサーモンの養殖事業は2017年12月にスタート。閉鎖された瓦工場を再利用した隔離型の施設で行われている。これにより、周囲の環境変化に影響されることなく、安定した養殖が可能となった。さらには、薬品を一切使わずに養殖するという「無投薬システム」を実現し、「安全安心」や「健康志向」といった現代の食のニーズに応えた格好だ。ゆたからサーモンというブランド名には、“大切な保田という地域をもっと好きになってほしい、地域をつなぐ温泉のような温かなブランドになってほしい”との思いが込められているという。

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