立憲民主党代表選挙に立候補している新潟1区選出の衆院議員、西村智奈美氏が新潟市中央区で街頭演説
立憲民主党代表選挙に立候補している新潟1区選出の衆院議員、西村智奈美氏は27日昼、新潟市中央区の万代シテイで街頭演説を行い、代表選挙にかける想いなどを訴えた。
西村氏は、「私は1999年の統一自治体選挙にて新潟県で半世紀ぶりの女性県議会議員として政治家人生をスタートさせていただいた。当時、立候補しないかと(誘った)故関山信之(元衆院議員)さん、そして今日大勢お越しになっている当時の『女性議員を増やそうネットワークにいがた』を始めとする女性の皆さんの後押しを受けて、県議会で仕事をしようと立候補を決断した。地盤、看板、カバンの何もないところからスタートし、県議を1期4年つとめ、関山さんのあとを受けて、2003年に衆議院議員になった。その後、途中1回落選したが、日本と新潟の未来のために政治家としてみなさんの声を国政に届ける、そしてみなさんの暮らし、未来を守っていくために進んできたつもり」と自己紹介。
また代表選挙の立候補にあたっては、「多くの同僚議員の皆さんなどから声がかかったが、正直申し上げて躊躇していた。しかし、いま本当に立憲民主党が国民のための政治、若い人たち、子どもたちの未来を守る政治を実行しなかったら大変なことになると思い、私がその先頭に立って立憲民主党の再起、政治の転換を訴えていきたいと決意した」と語った。
続けて、「いま日本には本当に多くの理不尽なことが存在している。(コロナ禍で)働き方、仕事の内容も同じなのに正規の人たちは雇用が守られるが、非正規の方は仕事がなくなって、途端に生活困難に陥る。しかし、政府から出される政策は細切れで、すべての人を包み込むものにはなっていない」などと格差社会の問題を語り、「私たち一人ひとりの声、想いが国政に届いているのか。自民党の政治はこうした不都合な事実に目を向けようとしない」と、いまの政権に対し疑問を呈していた。
一方、立憲民主党については、「これまで掲げてきた社会像や政策の方向性は間違っていない。地縁、血縁が弱まっているなかで、困ったとき、お互い助け合う社会、自分が苦しい時に『助けて』と声を上げることができる社会、それを政治の力で守っていく社会をもう1回代表選挙を通して強く訴え、みなさんと一緒に立憲民主党のボトムアップの政治を再起動していきたい」などと訴えていた。