三条市の事業場跡地から基準値を超えるヒ素が検出
三条市吉田地内の事業場跡地で、土地所有者が土壌汚染対策法に基づいて今年9月19、20日に行った土壌汚染状況調査の結果、ヒ素が土壌溶出量基準値を超えて検出された旨、三条地域振興局(環境センター)に報告があった。0・01 mg/L以下という基準値に対し、0・011、0・025mg/L検出された。
県では、周辺に水道水源及び農業用井戸がないことを確認済みという。また周辺の井戸の設置状況を確認のうえ、地下水調査を実施し、周辺における汚染の状況を確認していくという。
ヒ素は、トランジスタ、半導体、ガラス、顔料、木材の防腐剤などに使われる。健康への影響としては、皮膚炎、末梢神経障害、腎障害を及ぼすといわれているほか、発がん性のある物質といわれている。
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