新潟マツダが気になる車を1日無料で乗ることができるキャンペーン
人気車種は「ロードスター」
新潟マツダ自動車(新潟市東区)の「1日乗り放題! ≪平日限定≫試乗体感キャンペーン」は、マツダの気になる車を1日無料で乗ることができる。利用方法は、同社サイトなどから予約をして、店(県内16店舗)で車を受け取る。あとは店の営業時間中、試乗を体験できるという。「試乗後、膨大なレポートやアンケートに協力しなければならないのではないか」。こんなことを考える人もいるだろうが、試乗後のアンケートは自由記入で、ほんの1行でも良いそうだ。
対象となる車種は、MAZDA2(コンパクト)、MAZDA3(5ドアスポーツ)、MAZDA6(4ドアセダン、4ドアステーションワゴン、)、CX-3(SUV/クロスオーバー)、CX-5(SUV/クロスオーバー)、CX-3(SUV/クロスオーバー)、「ROADSTER(ロードスター、スポーツ)」(※ロードスターは11月中旬以降の冬期は対象外)。
レンタカー代わりに使われる恐れがあるともいえるが、それにもかかわらず何故、このようなキャンペーンを行っているのか。「キャンペーンの目的はマツダの車のPRです。じっさいに乗っていただき、短距離の試乗ではわからない走りの良さを知っていただきたいと考えています。またでディーゼルエンジンのパワーや燃費の良さも体験して頂きたいと考えています」(新潟マツダ)。PRという位置づけだから、コストをかけることができるようだ。
同社の営業エリアは新潟県ということもあって、試乗できるのは新潟県に在住している人だけとなる。また「複数回のエントリーはご遠慮頂いています」(同)。昨年11月から今年11月2日までに183回の利用があった。車種別では、予想通りの結果ではあるが、ロードスターがダントツに多かったという。
マツダのサイトにも紹介されているように、ロードスターは、ルーフを閉めたときのシルエットは美しく、ルーフを開けたときの開放感を心地よい。お客様の声(アンケート)でも、賞賛の声が書かれている。これまでに「販売店から、購入につながったという声もある」(同)そうだ。
ちなみにマツダといえば、ディーゼルのイメージが強い。そのディーゼル車は、ガソリンよりも安い軽油を燃料とし、18km程度/ℓ走ることができる。またディーゼル車は、災害時での機動性に優れている。例えば、乗用車で運ぶことができるガソリンの量は22リットル未満に対し、軽油は乗用車で250リットルまで運ぶことができる。このため、災害時にガソリンの入手が困難になる中でも機動性を発揮できるのだ。先日の台風19号で被害が発生した被災地に、新潟県は職員を派遣したが、その際にも新潟マツダでは県に車を無償で貸し出している。