新潟県内の3回目ワクチン接種は、12月3日に労働者健康安全機構新潟労災病院(上越市)を皮切りにスタート

感染症対策・薬務課の星名秋彦課長(中央)

新型コロナウイルスワクチンの追加接種(3回目接種)について、新潟県内最初の追加接種が、12月3日に独立行政法人労働者健康安全機構新潟労災病院(上越市)で実施されることになった。新潟県が29日に発表した。

県では今年9月、国の要請に基づき、自治体に対して、2回目接種を完了した者すべてを対象として2回目接種から8か月経過後の接種を想定して、12月以降に接種が開始できるよう準備を要請した。

なお現時点で、3回目接種について承認されているのは、ファイザー製ワクチンで18歳以上のみであり、12歳以上18歳未満は今後、海外での臨床試験結果を踏まえ検討される見通しという。また、モデルナ製ワクチンについては、先般、3回目接種の承認申請がされ、職域接種についても国は3月以降、実施する方針という。

こうしたなか、県内では12月以降に、病院の医療従事者(接種会場は自病院)を対象に接種が始まる。第一弾が上記の新潟労災病院で、その後、12月に27病院、1月に84病院、2月に5病院、3月に1病院で接種が行われる予定(時期未定などがこの他に7病院ある)。

その後、市町村により時期は異なるが1月以降に、病院以外の診療所(集団・個別接種)、2月以降に高齢者など一般住民(集団・個別接種)への接種が始まる。

ワクチンについては、ファイザー約7万6,000回分が11月15日以降、順次、県に供給されているという。また12月から2月にかけてファイザー約40万回分、モデルナ約34万回分が県に供給される見通し。

なお県では現在、各病院へのワクチン小分け配送や、市町村間のワクチン配分調整などの準備を進めているという。また市町村では11月中旬から3回目接種の対象者に対し、接種券付き予診票を順次発送している。

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