新潟県教育委員会が教職員3人を懲戒処分
新潟県教育委員会は30日、同日付で教職員3人に対して懲戒処分を行ったと発表した。
下越地方の高等学校教諭(40歳代女性)は、今年1月、車の運転中に圧雪により前輪が空転する状態に陥り、脱出しようと後退させた際、後方にいた歩行者を確認せず車を発進させたため、歩行者に衝突し死亡させた。この交通死亡事故を受け、減給4か月の処分となった。
なお今年6月に略式起訴され、7月に罰金70万円の刑事処分を受け、罰金を納付している。
中越地方高等学校実習助手(50歳代男性)は、昨年8月、実習中に生徒が間違ったことを注意する際に大声で怒鳴り、手で肩を押した。また昨年10月には、授業の準備をしなかった生徒を大声で怒鳴って指導した。その際、別室で聞いていた他の生徒に恐怖心を覚えさせ、翌週の授業に参加できなくなる状況を招いたという。加えて、昨年6月から10月にかけて、授業中に失敗した生徒に大声で怒鳴った。この信用失墜行為(体罰および不適切指導)を受け、減給2か月の処分となった。
なお、この該実習助手は、平成15年1月に生徒への体罰で戒告の処分を受けている。
中越地方の中学校教諭(50歳代男性)は、今年8月、体育祭種目の後片付けをせずに友人と談笑していた生徒を指導した際、自身の体で生徒を後方へ押しやった後、生徒の頭を右手で強く押した。このことにより、この生徒に精神的な不安を与えたという。この体罰を受け、戒告処分となった。