新潟市西区で同区のブランドさつまいも「いもジェンヌまつり」が開催中

いもジェンヌの規格外品となる「こいも」の詰め放題

いもジェンヌを味わう尽くす2日間

新潟市西区の海岸砂丘地帯は、スイカや大根、ねぎなどの生産が盛んな地域だが、耕作放棄地が増えてきたことから、地域の農業グループが新たに、さつまいもの栽培に挑戦したところ、しっとり甘くて美味しいさつまいも(紅はるか)が採れることがわかった。これを機に生まれたのが、新潟西区のブランドさつまいも「いもジェンヌ」だ。

上品で優雅な風味から、こう名付けられたという。収穫された「紅はるか」という品種のさつまいもを、厳格な温度管理のもと1か月間貯蔵し糖化を進め、甘くしっとりとした舌触りに仕上げて「いもジェンヌ」というブランド名で出荷している。

この「いもジェンヌを味わう尽くす2日間」というキャッチコピーが付けられた「いもジェンヌまつり」が16、17の両日、JA新潟みらいファーマーズマーケット「いっぺこ~と」(新潟市西区)で開催されている。

いもジェンヌの焼き芋のほか、いもジェンヌを使用した惣菜、ジェラート、大判焼き、スイーツなどが販売されている。また、いもジェンヌの規格外品となる「こいも」の詰め放題、ガラポン抽選会なども行われていて、16日は多くの来場者で賑わっていた。

いもジェンヌを使用した惣菜、ジェラート、大判焼き、スイーツなどが販売

 

新潟市北区でもブランドさつまいもの生産

一方、ブランドさつまいもの生産は新潟市北区でも進んでいる。こちらは、葉たばこ廃作にともない発生した耕作放棄地を活用し、シルクスイートという品種のさつまいも「しるきーも」を生産、北区の特産品にしようという取り組みが進んでいる。

今月20日には、新潟市立笹山小学校(新潟市北区)の6年生が、しるきーもを使用して北区内の飲食店と開発した商品の新潟伊勢丹「NIIGATA越品」での販売に向けて、新潟伊勢丹で商品のPRチラシを配布するという。

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新潟市北区で特産品としての確立を図る「しるきーも」(2019年10月26日)
https://www.niikei.jp/24878/

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