テックファーム、客室設置型タブレットを「白玉の湯 泉慶」などに導入
端末で有料の貸出品の注文や、貸し切り風呂の予約状況確認などが可能
システム開発のテックファーム株式会社(東京都)と、株式会社ミライト(東京都)は、ホテルや旅館の客室に設置するタブレット「ee-TaB*(イータブ・プラス)」が3月1日に月岡温泉「白玉の湯 泉慶」「白玉の湯 華鳳・別邸 越の里」の全室(238室)に導入される、と発表した。
イータブ・プラスは、客室から貸出品を注文する機能や、館内情報のリアルタイム配信などの機能を搭載している。これまでホテルを中心とした宿泊施設向けに、館内案内、天気、観光スポット案内や、VR動画、電子書籍などのコンテンツを多く提供してきたが、この度、旅館向けに、デザインや使い勝手などをフルカスタマイズした。
機能面では、テックファームとミライトが共同開発した、オーダーシステム機能を活用し、無料の浴衣や、その他の有料の貸出品の注文を、客室に設置されたイータブ・プラス端末から、担当スタッフへ迅速・正確に届けることができる。大浴場に関する「お知らせ」や、貸し切り風呂の予約状況もリアルタイムで確認できる仕組みも搭載した。
また、多言語コンテンツも配信できるほか、施設ごとにカスタマイズが可能。このため、運営形態や立地環境にあわせて最適なメニューをそろえることができるという。
一方、旅館運営面では、フロントでの一括管理が可能なため、ホテルスタッフの手を煩わすことが少なくなる。また、オプション、アメニティ注文の受付や、清掃状況管理システムなどの機能も提供できる。
【基本機能】
館内案内、天気、観光スポット案内や、動画、電子書籍・地域コンテンツ、メッセージ配信など
【オプション機能】
アメニティなどのオーダーシステム機能、清掃管理システム機能、スマートフォンを活用した客室内決済コンテンツの提供など