冬期間はヒートショックや除雪中の体調変化について注意を! 新潟市消防局が呼びかけ

新潟市では年間100名以上の人が入浴時の体調変化で死亡

今日の新潟県内は天気に恵まれ、長岡市寺泊をはじめ各地で9月下旬から10月中旬の気温となり、11月の気温として観測史上最高を記録した。

だが、冬は確実に近づいている。こうしたなか、新潟市消防局では、例年12月から翌年2月の冬期間、寒暖差による体調の変化や除雪などにより救急需要が高まることから、ヒートショックや除雪中の体調変化について注意をするよう呼び掛けている。

新潟市では年間250名以上の人が入浴時の体調変化によって救急車を要請し、うち100名以上の人が亡くなっている。暖かい部屋から寒い浴室など急激な温度変化により血圧が大きく変動することで失神などを起こす、「ヒートショック」が主な原因という。

予防策として
・入浴前に浴室や脱衣所を暖めておく
・湯の温度は熱すぎず(41度以下に)
・浸かる時間は10分以内に
・体調の悪い時や、飲酒後、食後、服薬後のすぐの入浴は避ける
・湯船から出るときは、手すりや浴槽の縁などにつかまりゆっくりと立ち上がる
などがあるという。

入浴前に浴室や脱衣所を暖めておくなどの予防策があるという(写真はイメージです)

一方、新潟市で発生した除雪中の急病は、過去10年で138件あり、うち57件(約42%)が心筋梗塞や脳卒中など緊急性が高いケースだった。暖かい部屋から寒冷な屋外へ出ることでの血圧変動、強い運動負荷による血圧変動が主な原因という。

予防策として
・除雪前に準備運動を行う
・一度に多くの雪を除雪せず、少量ずつ除雪する
・適宜休憩を入れる
・暖かい服装で行う
などがあるという。

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コロナ(三条市)が、複数企業による共同プロジェクト「STOP!ヒートショック」に参画(2019年10月21日)
https://www.niikei.jp/24651/

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