新潟薬科大学(新潟市秋葉区)が再来年度に新学部設置と薬学部入学定員削減へ
新潟薬科大学を運営する学校法人新潟科学技術学園(新潟市秋葉区)は2日、2023年度に2つの医療系新学部の設置と薬学部の入学定員削減を柱とした組織改革プラン「新潟薬科大学新学部設置等に関する計画」を11月24日開催の学園理事会において正式決定したことを発表した。
新学部は、コロナ禍でPCR 検査の担い手としても注目の臨床検査技師を目指す「医療技術学部臨床検査学科」(入学定員60人)と、看護師や保健師を目指す「看護学部看護学科」(入学定員80人)の2学部。いずれも来年3月に文部科学大臣に対し、学部設置認可申請を行う。
また、薬学部は2023年度に入学定員を現在の180人から130人へ削減する。応用生命科学部の生命産業創造学科は同年度に入学定員を現在の60人から45人に削減するとともに、生命産業ビジネス学科に改称する。
定員削減の理由について、同大学学事課は「学部規模の適正化により、経営面において少子化社会の進行に備える。また、教員1人当たりの学生数を抑えることで、よりきめ細かな学生教育を実現するため」としている。
なお、学園理事会は、同年度から系列の医療技術専門学校を同大学の附属校とすることや、専門学校の「視能訓練士科」と「救急救命士科」を同大学の学部にすることも視野に入れた改革プランの検討着手も決定した。