新潟市西蒲区「新潟あんぱん小麦の会」が新潟市の中原市長を表敬訪問、西蒲産小麦100%原料のパンを試食
新潟市西蒲区の「新潟あんぱん小麦の会」が2日、新潟西蒲区産小麦の生産拡大や、100%原料に使用したパンの製造・販売の取り組みのPRのため、新潟市の中原八一市長への表敬訪問を行った。
この日訪れたのは「新潟あんぱん小麦の会」の代表で、製パン会社の株式会社山重代表取締役社長の山崎英治氏、生産法人である新潟ひかりっこ株式会社の斎藤隆美代表取締役社長、有限会社真木農産の田村潤一代表取締役、笠巻農産株式会社の笠巻高二代表取締ら7名。
「新潟あんぱん小麦の会」に所属する生産法人3社は、今年から小麦の生産を開始。今季収穫された小麦を使用し、製パン会社の山重が「西蒲産小麦100%のパン」を製造した。7種類のパンを持参し、中原市長らが試食を行った。
中原市長は、「おいしいです。西蒲でつくられている小麦がパンとして加工され、地元で消費されるというのは、みなさんが元気になるのではないですか」と話し、さまざまな種類のパンを試食した。
山崎社長は、「地産地消の小麦でつくって、お客さんが満足していただけるようなパンが出来れば、ひとつの特徴が出せるのではないかと思い取り組んだ。今後もさらに増やしていきたい」と取り組みへの思いを語った。
「新潟あんぱん小麦の会」は今年夏に結成。西蒲区において水稲からの転換作物である小麦の生産を拡大させ、パンの製造・販売をJAや行政と連携しながら進めてきた。今後も地産地消の推進や、地域の農業者の所得向上をはかって行きたいと考えているとのこと。
西蒲産小麦を100%原料とした食パン「新潟県産小麦使用パン」は、4日より「ベーカリーパオ」(新潟市西蒲区)と、「石窯パン工房サフラン(女池店・青山店・大形店)」の各店舗にて販売される。
そのほか、西蒲産小麦100%を使ったあんパンやメロンパン、「にしかんなないろ野菜」を使ったピザなどは、4日より正式リニューアルオープンとなる「ベーカリーパオ」のみの販売となる。