新潟県内で最も早い医療従事者への3回目ワクチン接種が新潟県上越市の新潟労災病院で実施
全国の新型コロナウイルス感染者が減少する一方で、オミクロン株の感染者が発見されるなど予断を許さない状況が続いている中、国が進めている3回目のワクチン接種について、新潟県内では最も早い医療従事者への接種が3日、新潟県上越市の新潟労災病院で行われた。
同病院では約280人が接種を受ける予定だが、そのうち、この日は同病院の入江誠治院長など医師、看護師を中心に18人がファイザー社製のワクチンの接種を受けた。
今後、同病院では、1日当たり最大24人を限度として平日に接種を行い、来年1月上旬をめどに同病院の対象者全員の接種を終わらせたい考え。
ワクチン接種後、報道陣の取材に答えた入江院長は「院内感染を防ぐためにも我々が接種を受けることの意義は非常に大きい。オミクロン株については未知の部分も多いが、従来株と比べてワクチンによる感染予防効果は幾分低下すると予想される。しかし、重症化阻止については効果が期待できるとされている。もちろん、従来株については十分な効果が証明されているので3回目の接種は極めて重要だ。ワクチンの副作用は、報告によると、2回目とほぼ同じだということなので慎重に経過を見ていきたい」と話した。
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