株式会社キタック(新潟市中央区)が2021年10月期連結決算を発表、業務受託手数料などで経常黒字に
株式会社キタック(新潟市中央区)の2021年10月期連結決算は、売上高25億4,526万9,000円、営業利益△769万円、経常利益3,668万9,000円、親会社株主に帰属する当期純利益3,112万8,000円となった。
受注高の減少などの影響で営業損失に陥ったが、約8,800万円の業務受託手数料が入ったことなどから経常黒字を確保した。
なお、同社は2021年10月期第2四半期連結会計期間から四半期連結財務諸表を作成しているため、前年同期比については記載していない。
コロナ禍の中、近年全国的に頻発化し激甚化する自然災害に対処するため、国はこれまでの3か年緊急対策に引き続き、今年度から「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」を実施しており、今後もこの分野における一定の需要増加があるものと同社では期待している。
同社としても、地質調査業や建設コンサルタント業で長年培った技術力を基盤として、防災・減災対策のほか、急務となっている公共インフラの老朽化対策などの業務に対し、調査から設計までの一貫した総合力と環境分野も含む業務経験で受注機会の確保に努めてきた。
同期の受注高は、新型コロナ感染症の影響などによる顧客からの発注遅れなどにより、期初から発注量の減少傾向が続き、従来の顧客以外へも受注活動を行い受注量の確保に努めたが、23億9,300万円にとどまった。
セグメント別の業績は以下の通り。
建設コンサルタント事業
完成業務収入は23億7,000万円、売上総利益は6億6,700万円となった。
不動産賃貸等事業
不動産賃貸等収入は1億7,400万円、売上総利益は5,700万円となった。