ヨネックス(株)、ブリヂストンスポーツ(株)の子会社であるタイのテニスボール事業会社の株式を取得し子会社化へ

ヨネックス株式会社(東京都)は6日、同日に開催した取締役会において、ブリヂストンスポーツ株式会社(東京都)の子会社であるタイのテニスボール事業会社の株式を取得し、子会社化することを決議したと発表した。

ヨネックスは、主力のバドミントン用品に次ぐ事業の柱とするべく、テニス用品事業の強化に取り組んでいる。なかでもグローバルでのテニス事業の成長に向け、付加価値の高い製品開発とともに、さらなるブランド認知向上のためのマーケティングに注力している。また、コロナ禍においてソーシャルディスタンスを保てるスポーツとして注目され、テニス市場全体が活況を呈するなか、ラケット、ストリングに加え、テニスボールの展開を強化することで、総合テニスブランド化を推進している。

一方、ブリヂストンスポーツの子会社であるタイのテニスボール事業会社BRIDGESTONE TECNIFIBRE CO.,LTD.は、高い技術力などを武器に、さまざまな国際大会において評価されているテニスボールの製造、販売を行っており、これまでもヨネックスではBRIDGESTONE TECNIFIBRE CO.,LTD.からテニスボールの供給を受けてきた。

株式取得に伴い、今後は、ラケット、ストリング、ストリンギングマシンと合わせて、テニスボールの生産体制を強化し、グローバルでテニス事業全体のさらなる成長に結び付けていく。

BRIDGESTONE TECNIFIBRE CO.,LTD.は2005年10月の設立。資本金3,200万バーツ(約1億9001万円)で、株主はブリヂストンスポーツ(86.8%)、Tecnifibre SA(13.2%)。2020年12月期の売上高は5億4,400万バーツ(約18億6,000万円)。なお1バーツ=3.42円で換算している。

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