新潟県が佐渡空港の活性化に向けて、佐渡空港~新潟空港~仙台空港を結ぶテストフライト
新潟県は24日、佐渡空港の活性化に向けて、佐渡空港~新潟空港~仙台空港を結ぶテストフライトを行った(天候により仙台方面の方面のフライトは中止となった)。
新潟県は昨年、新潟空港と佐渡空港の活性化に向けて、宮城県が仙台空港を拠点に実施している東北各空港を小型プロペラ機で結ぶ地域間周遊体制整備に参画した。テストフライトは、新潟県が、この事業を佐渡まで拡大することを宮城県に申し入れて実現。株式会社ANA総合研究所(東京都港区)に委託して行われた。
小型プロペラ機(6人乗り)2機に、県関係者、来年3月30日から「新潟-台北線」線を定期運航するLCC(格安航空会社)のタイガーエア台湾の関係者、台湾の旅行代理店関係者が搭乗し、正午前に佐渡空港を出発。午後12時50分頃に新潟空港に到着し、その後、午後2時に仙台空港へと向かう予定だったという。
新潟県では、宮城県のこの事業や、タイガーエア台湾のよる「新潟-台北線」線の就航という追い風を利用し、佐渡空港の活性化につなげたい考えだ。当面の目標として、平成26年度以降、休止となっている新潟―佐渡の定期航路の復活を目指す。
また、近年、台湾から日本への旅行者が増えていることから、台湾から新潟、仙台などという広域観光ルートでの観光客の取り込みも期待できる。テストフライトに登場し、新潟空港で取材に応じた旅行代理店の山富旅遊の陳國森董事長は、「新潟と佐渡には観光スポットが多い。綺麗な海岸線など美しい風景も多い。新潟―台湾は若者の利用が多いが、佐渡や仙台を含む観光をワンランク上のツアーとして導入できたらいい」といった旨の話をしていた。