サトウ食品株式会社(新潟市東区)が2022年4月期第2四半期決算(連結)を発表、売上高は堅調に推移

サトウ食品株式会社の本社(新潟市東区)

サトウ食品株式会社(新潟市東区)は8日、2022年4月期第2四半期連結決算を発表した。売上高147億4,326万円(前年同期は174億4,038万6,000円)、営業利益6億4,083万5,000円(前年同期比13.1%減)、経常利益8億819万4,000円(同8.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益5億5,933万円(同5.0%減)となった。

「収益認識に関する会計基準」などを第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、2022年4月期第2四半期にかかる各数値については、この会計基準などを適用した後の数値となっており、売上高の対前年同四半期増減率は記載していない。

同期(2021年5月1日から10月31日)はコロナ禍の中、売上高は新型ウイルスの感染拡大を背景とした内食需要の高まりもあり、包装米飯および包装餅製品ともに主力製品を中心に堅調に推移した。

なお、特に鏡餅など主力製品である包装餅が季節商品であり、その販売が年末に集中するため、第3四半期連結会計期間の売上高および利益が他の四半期連結会計期間に比べ著しく増加する傾向がある。

製品分類別の販売動向は以下の通り。

 

包装米飯製品

新型ウイルス感染禍において家庭内での食事の機会が増えたことを背景に、包装米飯製品の「家庭のご飯に代わる」常備食化への対応を目的とした新商品「サトウのごはん売れ筋トップ3銘柄(新潟県産コシヒカリ・秋田県産あきたこまち・銀シャリ)8食パック」を9月1日から全国販売を開始した。

また、通年需要の喚起を目的に、5月から同社独自の釜炊き製法をアピールするテレビCM「サトウのごはん『ふっくら釜炊き編』」を全国放映したほか、「サトウのごはん8食パック」の発売に合わせた新テレビCM「サトウのごはん『多幸(炊こう)感』」(今年8月から全国放映)の制作を実施するなど販売促進活動に努めた。その結果、包装米飯製品の売上高は105億2,700万円となった。

 

包装餅製品

日常の食事を通じた健康維持に対する意識の高まりから、健康意識の高い人の半数が栄養や機能性を重視しているという調査結果をもとに開発した新商品「サトウの切り餅/まる餅 乳酸菌プラス」を9月1日から全国販売した開始した。

また、女優の芦田愛菜さんが、同社グループのみが個包装に使用している酸素を吸収する「ながモチフィルム」の特徴(鮮度保持剤なしでつきたての美味しさを24か月保持)を紹介するテレビCMや、切り餅「いっぽん」のスティック形状を活かした食べ方を消費者に提案するテレビCMを継続的に放映した。さらに、餅商品の喫食機会向上と新たな消費者層の獲得を目的として、人気YouTuberとタイアップした動画制作を行ってきた。

年末商材である鏡餅については、小飾りシリーズのパッケージリニューアルや、幅広い層から支持を得ているアニメ「鬼滅の刃」のキャラクターをデザインに取り入れた「サトウの福餅入り鏡餅小飾り 鬼滅の刃オリジナルデザイン全5種」の追加など、年末の販売増加に向けての取り組みを実施した。その結果、包装餅製品の売上高は42億600万円となった。

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