東北電力などが、佐渡島における家庭用太陽光発電の有効活用に向けた取り組みを開始

報道資料より

東北電力株式会社は、新潟県、佐渡市と協力し、佐渡島における家庭用太陽光発電の有効活用に向けた取り組みを始める。

取り組みでは、まず佐渡島内にある自宅に太陽光発電を設置していて、取り組みに協力してもらえるモニターの自宅内に電力センサーを取り付け、その家庭での太陽光の発電量や電気の使用量を数値化(見える化)する。また、複数のモニターが、(実際に発電した電気そのものを充放電するわけではなく)仮想的に使用できる「共有蓄電池」を東北電力佐渡電力センターに設置。これにより、効率的に、太陽光発電の余剰電力を蓄電池に充電(預かり)したり、電力が必要となる時間帯に放電(引き出し)したりするサービスをモニターに提供していく。

なお、電気センサーで計測したデータは、ブロックチェーン技術を用いて記録。この計測情報を用いて、蓄電池の充放電制御(電力の受け渡し)を行うという。

取り組みは2021年3月末まで行い、その間、電力の計測情報を使った蓄電池の遠隔制御の手法について検討を重ねていくほか、共有蓄電池を用いた将来の新たなエネルギーサービス(蓄電池シェアリングサービスなど)の可能性について探っていく。

東北電力では、取り組みに協力してもらえるモニターの募集を始めた。モニターには、家庭用蓄電池に関するアドバイスや、電力見える化サービスを無償で提供するという。

新潟県と東北電力は、2019年2月に包括連携協定を締結し、エネルギーの有効利用や環境負荷の低減などに向けて連携して取り組んでいくこととしており、今回の佐渡島における取り組みはその一環。

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