12月から来年3月まで新潟県内でFCVタクシーの実証運行

12月2日に万代島多目的広場「大かま」で出発式典

水素社会の実現に取り組む新潟県は、燃料電池自動車(FCV)の普及啓発を図ることを目的に、12月2日から3月31日までの期間、県内でFCVタクシーの実証運行を行う。導入台数は2台。太陽交通新潟(有)と万代タクシー(株)が運行する。

使用する車種はトヨタのMIRAIで、車両価格は1台700万円台。運行事業者には、国からの補助金200万円と、県から啓発ノベルティーグッズの費用を含む200万円ほどが依託金として支払われる。残りのおよそ300万円は事業者が負担。

運賃は小型タクシーと同額で、乗車した人にはノベルティーグッズが配布される。運行開始にあたり、12月2日(月)10:30から万代島多目的広場「大かま」で出発式典が行われる。

FCV は、水素と酸素を化学反応させて発電したエネルギーを使って、モーターを回して走る自動車。地球温暖化の原因となるCO2を排出しない「究極のエコカー」と言われ、国や自治体が普及を進めている。

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