三条商工会議所青年部が１２月に「２０１９日本観光展inカンボジア」に出展

三条商工会議所青年部のメンバーと燕三条戦隊カジレンジャー

企業ブースやカジレンジャーのショーなどで燕三条をPR

三条商工会議所青年部は、１２月７、８の両日、日本政府観光局（JNTO）と在カンボジア日本国大使館が、同国のイオンモール　センソックシティで開催する「２０１９日本観光展inカンボジア」に出展する。

２日、青年部のメンバーと燕三条戦隊カジレンジャーが三条商工会会議所で出展説明会を行った。それによると、青年部では３年前から燕三条地域のインバウンド需要の開拓に向け、海外での燕三条地域の認知度向上をめざした取り組みを行っていて、２０１６、１７年度はパリ、１８年度はロンドンを訪れてＰＲ活動を行った。

そうしたなか、今年は、成熟したヨーロッパ市場ではなく、高度成長している東南アジア（カンボジア）でインバウンド需要の開拓に取り組むことにした。「最終的な目標はインバウンド観光客の誘致です。そのために燕三条地域の認知度を高めたい」と小柳明会長（＝(株)小柳産業代表取締役社長）は意気込みを語る。また、まだ三条市では実績のない技能実習生の受け入れなどにもつなげていきたいという。

カンボジアでは２０１６年に日本との直行便（ＡＮＡ）が就航したほか、２０１７と昨年には日本観光展が開催された。観光客は直行便の就航した２０１６年は１０１４４人だったが、昨年は約２００００人以上に倍増したという。「分母が小さいが、可能性のある国であると考えています」（早川滝徳三条YEG広報委員長＝(株)トキワ印刷代表取締役社長）と期待を寄せる。

観光展には青年部のメンバー１３人（含・カジレンジャー）で行き、燕三条地域企業の「紹介ブース」（出展者数は７社、個別企業名は下記に記載）のほか、小柳産業の協力で箸作りキットを持って行き、「箸作り体験ブース」を出店する。さらに、燕三条戦隊カジレンジャーのショー（カンボジア特別バージョン）を行う。また、各社のパンフレット（英語版）のほか、裏面に地域の紹介動画を見ることができるQRコードを載せた「カジレンジャーのカード」を来場者に配布し、燕三条をPRする。

なお、この観光展には２日間で約２００００人の来場者がある一方で、JNTO、在カンボジア日本大使館、JTB、ANAなど数団体・企業しか出展しないため、目につきやすいというメリットがあるそうだ。

一方、フランスでの活動で知り合った人に、工場の祭典に訪れてもらったことがあるが、将来、旅行代理店と連携して「工場の祭典ツアー」の実現も目指していきたいという。

【燕三条企業紹介ブースの７社】
・江戸川産業(株)
・(株)タダフサ
・(株)フタバ
・(株)MGNET
・(株)マルト長谷川工作所
・(株)山谷産業
・(株)山村製作所

挨拶を行う青年部の小柳明会長