燕市の鈴木力市長が定例記者会見
燕市の鈴木力市長は22日、定例記者会見を行った。この中で、吉田パイパスの整備とそれに伴う、燕市役所周辺の整備計画についての質問があった。
燕市役所のほど近くを通る国道116号は、新潟市~燕市~柏崎市を結ぶ主要幹線道路だが、燕市の市街地では、慢性的な交通渋滞が発生しているという。そこで渋滞解消などを目的に、116号を迂回する吉田バイパスの整が計画されている。
整備に向けては、今年6月3日、国土交通省北陸地方整備局道路部長が新潟県土木部長に、「都市計画決定要請書」と、国がこれまで調査した資料結果を手渡した。また住民向けの説明会や、縦覧なども実施済み。あとは都市計画決定に向けて、都市計画審議会にかけられるのみで、「年度内にも開かれる見込み」(鈴木市長)という。
一方、市役所周辺の開発計画について、燕市などは、県立吉田病院の燕市役所周辺での移転改築などを盛り込んだ要望書を県に提出したことがあるが、実現には至らなかった。また市役所周辺は、(開発のハードルがかなり高い)農振地域であるうえに、公共施設も(新築ではなく)減らしていく傾向にあり、「未定」(鈴木市長)という。