越後製菓の環境に配慮したフィルム包装米飯「日本のごはん」がエコマークアワード「最優秀賞」
越後製菓株式会社(新潟県長岡市)は、(公財)日本環境協会が主催する「エコマークアワード2019」で、同社の環境に配慮したフィルム包装米飯「日本のごはん」が、エコマークアワード「最優秀賞」を受賞したと発表した。
「日本のごはん」のサイトによると、厳選された良質な新潟県産コシヒカリと、自然豊かな魚沼の湧き水だけを使い、独自技術である「高圧製法」によって米粒の内部まで十分に吸水させ、ふっくらと美味しいご飯に仕上た。 「粘り」が高く、電子レンジで加熱することで炊きたてをこえるほどの美味しさになるという。 さらに従来商品に比べて容器資材を1/5に軽量化し、環境にも配慮した。
【選考委員会評価コメント】
越後製菓株式会社は、餅類、米菓、米飯等の製造販売会社である。主力商品の一つである包装米飯「日本のごはん」において、家庭でのプラスチックごみの削減を目標とし、従来のトレー型容器とは全く異なるお茶碗型の薄いフィルム容器を採用。個包装重量を従来の約15gから約2gまで減らし、容器の大幅な軽量・薄肉化を実現した。これまでの常識にとらわれないこの革新的な容器は、長年にわたる研究開発と技術力により、単一素材化、接着剤不使用といった数々の技術的なブレークスルーによって実現されている。エコマークによるコミュニケーションを通じて、少量を手軽に食べられるという消費者のメリットはそのままに、ごみが少ない容器包装を選ぶという新たなライフスタイルを提案する優れたエコプロダクトである。
【エコマークアワード】
エコマークアワードは、日本環境協会が2010年度に創設した表彰制度。 環境配慮商品の普及に関する優れた事例を広く公表するとともに、エコマーク商品のより一層の普及拡大を通じて、持続可能な社会の実現に寄与することを目的としている。「最優秀賞」、「優秀賞」は、エコマークを通じて「消費者の環境を意識した商品選択、企業の環境改善努力による、持続可能な社会の形成」に大きく寄与する取り組みをした企業・団体等を表彰している。 「エコ・オブ・ザ・イヤー」は、2018年度および2019年度に認定されたエコマーク認定商品の中から、特に環境性能や先進性、エコフレンドリーデザインなどが優れた製品・サービスを表彰する。
エコマークアワード2019;https://www.ecomark.jp/award/2019/