新潟県柏崎市役所が、窓口業務を効率化のため、戸籍・住民関連業務をアウトソーシン

市庁舎の完成イメージ

住民異動届の電子化を実現する「異動受付支援システム」も

全国の自治体や企業にビジネス・プロセス・アウトソーシングサービスを提供する、富士ゼロックスシステムサービス株式会社(東京都千代田区)は、新潟県柏崎市の情報サービス企業である株式会社カシックスと協業し、来年1月4日から柏崎市役所に、窓口業務の効率化を支援する「戸籍・住民関連業務アウトソーシングサービス」の提供を始める。

柏崎市役所は2021年1月の新庁舎開設に向け、窓口サービス提供における住民満足度のさらなる向上を目指し、「戸籍・住民関連業務アウトソーシングサービス」の導入を決めた。カシックスが窓口サービスの提供を担当するほか、富士ゼロックスシステムサービスがカシックス社に対し、アウトソーシングサービスの教育・監査を行ない、業務効率化と市民向けサービスの質を向上させる。

また、富士ゼロックスシステムサービスは、サービスの一環として、ICTを活用し、転入など異動手続きの効率化を実現する「異動受付支援システム」をカシックス社に提供する。この異動受付支援システムは、富士ゼロックスシステムサービスの文字認識技術(OCR)を活用し、紙の転出証明書の印字項目を読み込み、読み込んだテキストデータを利用して、システム上で電子の住民異動届を自動作成する。住民がやるべき異動のための手続きを簡素化できるほか、職員による手書き文字の判読や記入漏れや、書き間違いなどの確認作業の時間も軽減できる。

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