新潟県内信用組合3番目の規模となる「はばたき信用組合」が誕生
本店にてオープニングセレモニー
9日、旧・新栄信用組合(新潟市江南区)と旧・さくらの街信用組合(阿賀野市)が合併し、はばたき信用組合が誕生した。
令和元年9月末における、かつての両組合の預金残高は合計1,080億円。合併によって、県内3番目の規模の信用組合が誕生した。なお貸出金残高は合計631億円で、預貸率は58.4%。
合併後の本店は、新潟市江南区にある旧・新栄信用組合本店に置かれる。9日は、本店にてオープニングセレモニーも開催され、中原八一新潟市長など20人ほどが参加した。
セレモニーの挨拶で、宇野勝雄・はばたき信用組合理事長は、「両組合の営業基盤と経営資源とを統合することで、地域金融機関としての総合力を一層強化し、地域のお客さまへの利便性の向上に、より一層寄与して参ります」と述べた。
はばたき信用組合は今後、本店、五泉支店、阿賀野支店を各市における拠点としながら、各店舗の営業エリアの特性に応じて事業性融資専担者や渉外人員を重点配置したりすることで、より機動的・能動的な営業推進を目ざしていく。
また、職員の業績評価基準も見直す予定。収益確保に重点を置き、業績と人事評価を反映したメリハリある給与制度を導入。職員のモチベーション・アップと収益管理の醸成を図っていくとのことだ。
一方、他の金融機関との厳しい金利競争は今後も続いていくと想定される状況においては、店舗や人員の見直しも含むコスト削減についても、議論・検討の余地があるとしている(宇野理事長)。