新潟5区選出の米山隆一衆院議員が泉田裕彦衆院議員と星野伊佐夫新潟県議会議員の一連の裏金問題を語る
泉田裕彦衆院議員と星野伊佐夫新潟県議会議員の一連の裏金問題について、前新潟県知事で新潟5区選出の米山隆一衆院議員は16日、にいがた経済新聞社の取材に答え、持論を展開した。
米山衆院議員は「泉田さんの知事時代からの選挙は星野さんが仕切っている。今までなぜ4回の選挙が上手くいったかが疑問だ。それは、泉田さんは星野さんにべったりで、星野さんが言うことは何でも聞いた。星野さんは知事時代の選挙は全くタダでやっていた。泉田さんは知事時代は、おんぶにだっこで選挙をやっていた。星野さんは、泉田さんが自分の言うことを聞くので、県政で好きなことができるので十分な見返りがあった。『泉田は星野のことを聞く』ということを作るだけで、圧倒的な星野さんの権威になる。そういうことで彼らは蜜月だった」と分析する。
その上で、米山衆院議員は「ところが、衆議院議員になったら変わった。衆議院議員は知事より偉いように見えて、星野さんは何も得るものはない。一議員では何もできることはないからだ」と話した。
また、政治とカネの問題については、「選挙に一定程度のお金がかかるのは当然だ。理想は政党が払って、候補者が全く払わないという話だろうが、党からくるお金でも足りない部分があるので、候補者が一定のお金を入れるのはあると思う」と語った。
一方で、米山衆院議員は過去に自民党に所属していたことを踏まえ、「私が5区支部長の時、自民党から月約50万円をもらっていたが、そのお金を全部、長岡支部長の星野県議に通帳の管理をお任せてしていた。しかし、これは何も違法ではない。政党のお金を政党の実力者が実権を持って使っているだけだ。たまに、私がポスターを貼る時に、星野県議にお願いして発注させてもらった。4年間で2,400万円くらいだ。そうすることで、星野県議は権力を維持していたのだろう」と話した。