新潟でおなじみの菜菓亭から期間限定「河川蒸気 ル・レクチェクリーム」販売中

企画の家井理江氏(左)、製造部長の渡辺剛氏(中)、代表取締役社長の家井凡之氏(右)

「新潟の味にこだわった商品を作りたい」

新潟では広くおなじみの菜菓亭から、期間限定の「河川蒸気」が販売中だ。その名は、「ル・レクチェクリーム」味。

河川蒸気というと、馴染みがあるのは、あずきの入った和風クリームのものだろう。しかし製造元である株式会社いえい(新発田市)の家井凡之・代表取締役社長によると、かねてより「新潟の味にこだわった商品を作りたい」との思いがあったとのことだ。そこで、いえいの創業から39年を迎えた今年、長年のご愛顧に「サンキュー(39)」との想いも込めて、新しくル・レクチェクリーム味を作りあげた。

食べてみたところ、ふわふわの皮に、やわらかくて舌触りのよい、ル・レクチェの風味をよく感じられるクリーム。口に入れたらそのコラボがほどよく広がっていく感じは、スタンダードの河川蒸気に比べると、ケーキに近い感じだ。

河川蒸気 ルレクチェクリーム

渡辺剛・製造部長によると、11月下旬の販売開始から遡ること半年前に、試作を開始したそうだ。「ル・レクチェ味のホイップ風クリーム」「白あん」「洋ナシの果肉」「ル・レクチェのゼリー」の組み合わせによるクリームは、何度も何度も試行錯誤を重ねた。「ル・レクチェの風味を少しでもよく出せるように、甘みを減らしながら酸味を加えたりというような加減が、本当に苦労しました」と、渡辺氏はいう。最終的に完成したのは、11月に入ってから。

河川蒸気は、新潟県のお土産としても親しまれている。そこに地場産のル・レクチェをかけ合わせることで、「新潟と河川蒸気を、広く全国にもっと伝えていきたい」と家井氏は話してくれた。

動画作家・いからししんすけさんによる絵は、船からル・レクチェがもくもくと出ている。

「河川蒸気 ル・レクチェクリーム」は、ちょうどル・レクチェが出回る時期と合わせるように、2月末までの期間限定販売。ただし10万個限定で、無くなり次第販売は終了する。県内の菜菓亭のほか、新潟駅ビル、新潟空港、佐渡汽船の乗船場などで取り扱っている。

なお、既に3万個ほどは売れており、「おかげさまで、大好評」(家井氏)とのことである。

また、いえいは来年、創業40周年を迎える。「新潟には私たちなんかより、老舗はいっぱいありますけどね」と笑いながら話す家井氏だが、来年は40周年を記念して、越後姫の河川蒸気が登場するかもしれないそうだ。

【株式会社いえい 概要】
本社:新潟県新潟市北区葛塚3249
工場および本部:新潟県新発田市本田3389
代表取締役/家井凡之
Webサイト/https://www.saikatei.net/

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