東北電力代表取締役に樋口康二郎氏。来年4月1日付
東北電力株式会社は11日、取締役副社長副社長執行役員の樋口康二郎氏が来年4月1日付で、取締役社長社長執行役員(代表取締役)に就任する人事を発表した。同日開催の取締役会で決定した(記事下に略歴を記載)。
現・取締役社長社長執行役員の原田宏哉氏は来年4月1日付で取締役となり、来年6月に開催予定の定時株主総会日付で特別顧問に就任する予定。
また取締役副社長副社長執行役員の坂本光弘氏は来年3月31日付で退任。その後、東北電力ネットワーク株式会社(※)の臨時株主総会(来年3月開催予定)と取締役会(来年4月1日開催予定)を経て、同社の取締役社長に就任する予定。
(※)東北電力100%子会社。送配電部門の法的分離に対応するため、東北電力は、一般送配電事業と離島における発電事業などを分社化し、2020年4月に、東北電力ネットワークに承継する。
樋口康二郎氏は、1957年福島県出身。1981年3月に東北大学工学部通信工学科を卒業して同年4月に東北電力に入社。2009年6月火力原子力本部火力部副部長、2011年6月原町火力発電所長、2013年6月執行役員火力原子力本部火力部長、2016年6月常務取締役火力原子力本部副本部長、2018年4月取締役常務執行役員発電・販売カンパニー長代理、原子力本部副本部長、2019年6月取締役副社長副社長執行役員 CSR担当、コンプライアンス推進担当、原子力本部長代理。
また、1981年4月から1990年2月まで東新潟火力発電所、新潟港火力発電所(現在の東新潟火力発電所 港1・2号機)で三交代勤務による運転業務や、国産技術による事業用としては国内初のコンバインドサイクル発電設備となる東新潟火力発電所3号系列の建設、制御設備の保守業務などに従事した。また1996年8月から1999年8月まで、東新潟火力発電所建設所技術課副長として、コンバインドサイクル発電設備である東新潟火力発電所4-1号系列の建設に従事した。
座右の銘は「誠心誠意」。仕事、生活をしていくうえでの基本であると考えていて、原町火力発電所における東日本大震災からの復旧工事にあたり、物事を進める軸として「できない理由を考えるのではなく、どうしたらできるか考える」ことを社員や関係会社の人々に訴えた。
最近の好きな言葉は「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな」。趣味は、健康増進のためのゴルフ。仙台市青葉区に妻と2人暮らし(息子3人は独立して生活していて孫が2人いる)。