新潟県の上越市の中川幹太市長が定例会見「議会と対話を続けていきたい」
新潟県上越市の中川幹太市長は20日、上越市役所で定例会見を開いた。
中川市長は、「11月9日の市長就任から1か月が経過した。17日に閉会した12月定例会では副市長定数条例の改正案が否決され、政策諮問委員に関する補正予算ついては修正案を提出した。性急な提案であったという指摘を真摯に受け止め、今後は市民や議会の話を聞き、市職員と議論を深めたい」と話した。
また、市長が提案した副市長4人制が否決されたことに関しては、「話し合っていけば、理解をいただけると思っている。議会とも対話を続けていきたい。意見交換する時間をたくさん取って与党議員を増やしていきたい」と話した。副市長人事については、来年の3月議会で提案するとの方針を示した。
新年度予算については、「地域分権については、各地域協議会の中で自主審議において議論しながら令和5年度に向けてやっていく。また、通年観光については、地元の人と話をするなど研究し、令和4年度は準備の段階になる」と話した。
一方、子育てへの臨時特別給付金については、国が13日に現金一括給付の可能との方針転換したことを受けて、12月支給対象者には23日に全額現金で支給する。申請が必要となる世帯には24日に申請書などを発送する。
住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金については、国の補正予算成立後すみやかに対応するとの考えを示した。生活困窮者に対する灯油の購入費助成についても、住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金と対象者が同じことから、合わせて対応するとしている。