ATR機を使った佐渡空港の新規空路に関する勉強会が開催される
13日午後6時から、佐渡市のあいぽーと佐渡で、佐渡空港の新規空路に関する勉強会が開かれた。主催は、佐渡市が事務局をつとめる佐渡新航空路開設促進協議会。およそ800メートルの滑走距離で飛ぶことができる航空機メーカーATRの航空機(ATR機)を使って、滑走路の長さが890メートルの佐渡空港に新規空路を開設することがテーマだった。
会場は関係者のみしか入れなかったが、会場の外では三浦基裕市長や地元選出議員が会場に入る姿が見られた。参加者によると、勉強会ではATR2機(70人乗り)と、開発中のATR機2機(48人乗り)の計4基体制で、佐渡、新潟、仙台、関西などを結ぶ構想などが語られたようだ。また35~40億円程度の資金を集めたい意向なども語られていた模様だ。
一方、新潟県では先月24日、平成26年度以降、休止となっている佐渡空港~新潟空港間の航路復活をめざし、小型プロペラ機を使って佐渡空港~新潟空港~仙台空港を結ぶテストフライトを行っている(天候により仙台方面の方面のフライトは中止となった)。
小型プロペラ機(6人乗り)2機に、県関係者、来年3月30日から「新潟-台北線」線を定期運航するLCC(格安航空会社)のタイガーエア台湾の関係者、台湾の旅行代理店関係者が搭乗し、正午前に佐渡空港を出発。同日午後12時50分頃に新潟空港に到着した。その後、午後2時に仙台空港へと向かう予定だったという。
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