インサイトラボ株式会社(東京都)が来年1月に上越妙高駅西口「ジェーエム・ドーン」にサテライトオフィスを開設
データプラットフォーム構築のインサイトラボ株式会社(東京都)は来年1月1日付けで、新潟県上越市の上越妙高駅西口のローカル5Gラボ「ジェーエム・ドーン」にサテライトオフィスを開設する。
同社はビッグデータをAIで解析し、企業の業務効率やマーケティング力の向上を支援している。同社の遠山功代表取締役社長CEO本人は東京都出身だが、父親は新潟県村上市の出身で、遠山社長も子どものころから村上市を定期的に訪問していたことから、新潟県にはゆかりがある。
すでに昨年4月、新潟市中央区に新潟研究開発センターを開設したほか、今年6月には、オンライン会議システム「Zoom」を運営する企業の日本法人のZVCジャパン株式会社(東京都)と妙高市との三者で遠隔交流学習などの学校教育などを柱としたデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に向けた連携協定を締結している。
ジェーエム・ドーンは、サテライトオフィス用のスペースやコワーキングスペースなどを有しており、ジェーエム・ドーンのコンソーシアムメンバーである上越市の産業観光交流部の小田基史部長も今年10月のオープニングセレモニーで「サテライトオフィスの誘致を進めている」と話していた。
遠山社長は「ジェーエム・ドーンは連携協定を結んでいる妙高市とも距離が近いのでいい」と話している。
IT企業の新潟県内へのサテライトオフィス開設をめぐっては、今年11月にフラー株式会社(新潟市中央区)が、創業者の渋谷修太代表取締役会長の出身校である長岡工業高等専門学校がある長岡市にオフィスを構えるなど開設の動きが目立っている。