新潟県十日町市が宿泊施設「松代棚田ハウス」をオープン、観光以外にもテレワークや合宿などへの活用を期待
新潟県十日町市は旧・松代青少年研修センター「松和荘」をリノベーションし、テレワークに対応した新たな宿泊施設「松代棚田ハウス」として25日オープン。同日、オープニングセレモニーと内覧会を開催した。
十日町市の関口芳史市長はオープニングセレモニーの挨拶で、「十日町市は宿泊施設が足りないという課題があった。今回、素晴らしい施設として生まれ変わったが、越後妻有らしいおしゃれな施設になった。松代地域は棚田など里山の自然をアピールできる新潟県有数の素晴らしい地域に成長した。新しい新潟県の観光をリードする拠点になってもらいたい」と話した。
客室は、洋室が18室(4人部屋2段ベッド)、和室1室(4人部屋8畳間)で、収容人数は76人。脱衣所付シャワー室が8室あるほか、浴室は男女各1ヶ所(各6人)。乾燥室やコインランドリーも設備されている。
利用料金は1泊2食付きで、大人(中学生以上)が7,000円、中学、高校、大学および協定自治体などが6,300円、小学生以下が5,600円となっている。4人部屋に1人で泊まることも可能だが、来年3月末までは8人の以上のグループまたは団体のみの予約受付となる。休館日は月曜日。
また、テレワークに対応するため、全室無料Wi-Fiを整備しており、大地の芸術祭や温泉、スキーなどの観光以外にも合宿やセミナーにも活用できるのが特徴だ。早速、26日には、十日町市と交流がある東京都世田谷区の小中高生を中心に60人がスキーのために同施設に宿泊するという。
なお、総工費は約1億7,000万円で、国の交付金やリフォーム補助金、十日町市からの資金で賄った。
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