花角英世新潟県知事が25日、本年最後の定例記者会見を開催

定例記者会見を行う花角英世新潟県知事

花角英世新潟県知事は25日、新潟県庁内で本年最後となる定例記者会見を行った。

花角知事は今年の取り組みについて、「年初に掲げた『展』という言葉が適切ではないか」と振り返るとともに、来年の抱負について「問題にふたをしない、先送りせずに挑むとともに、新しいことに挑戦する方を応援するという意味で、来年は『挑』の1年としたい」と語った。

行財政改革については、「行動計画を策定することで、県財政を早期に持続可能な姿に戻し、将来につながる道筋を示せた。県庁内の若手職員による提案も充実してきており、私が思う方向に共感していただける方が増えているのではないか」と評価した。

さらに、元新潟県知事の泉田裕彦衆議院議員が12日に行った記者会見に対し、「事実関係は行動計画で経緯を明らかにしている。今後も、県民の皆さんにわかりやすいよう伝えていく」としたうえで、県政運営を担う責任について「できるだけ早期に持続可能な形にもっていき、県の成長・発展につなげていくことで責任を果たしていく」と意気込みを語った。

本県の経済活性化については、新潟県園芸振興基本戦略の策定や県内4か所のスタートアップ拠点設置を取り上げ、「来年はこれらの仕組みを活用し、成果を出してもらえるよう努めていく」と述べた。

また、新潟県では13日以降、台湾航空会社である遠東航空の新潟-台湾便が運航停止となっている。この対策に関しては、「3月にタイガーエア台湾が就航するまでの空白期間を埋めるため、県としても代わりのチャーター便運航を模索している。実現できるよう努めたい」と説明した。

このほか、花角知事が一丁目一番地と位置付ける防災・減災対策について、「来年度予算においてもこの位置づけは変わらない。ただし、具体的な内容については県の財政を踏まえながら中身を議論していく」と述べた。

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