中越沖地震で倒壊した蔵から救い出された純米大吟醸が発売

200年以上続く老舗の原酒造(柏崎市、原吉隆代表取締役)は、10年の月日をかけ熟成された純米大吟醸秘蔵酒「越の誉 蔵の至宝 純米大吟醸 十年秘蔵酒」を発売した。720ml入りで、価格は7000円(税別)。

同社は2007年7月16日に発生した新潟県中越沖地震で甚大な被害を受け、酒蔵五棟が全壊したほか、事務所もガレキと化した。また貯蔵タンクは80本以上が破損したという。

だが、わずかながら生き残った酒蔵があり、その年に搾ったばかりの最高級酒「純米大吟醸酒」のタンクが1本救い出された。また、その中に入っていた酒も、品質そのままに“救出”されたという。
この奇跡的に救出された強運の純米大吟醸酒は、その後、10年かけて熟成され、円熟の極みとなり、このほど発売された。

原酒造
http://www.harashuzou.com
オンラインショップ
http://homare.ir.shopserve.jp/

救出されたタンク

 

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