村上市の「ざいご屋」にたい焼き屋オープン こだわりの餡が自慢
つぶあんとクリーム各160円
村上市田端町の「そば処 ざいご屋」(姫路敏オーナー)の店内に先月21日、「たい焼き屋」がオープンした。圏域唯一のたい焼きが人気を呼んでいる。
姫路オーナーは、昨年放映されたテレビ番組「マツコの知らない世界」で紹介された東京都板橋区の木下製餡(キノアン)の「吟醸匠漉しあん」が目にとまり、9月に同社の木下公章社長に電話して直談判。自ら東京へ出向いて、たい焼きづくりを修業してきた。
先月14日には、木下社長が来市して直々にたい焼きづくりを指導。生地の調合や焼き加減などおいしい作り方を指南した。「姫路さんの熱意に負けた。村上でとっておきのうちのあんこを使ったたい焼きが広まることを願っています」と木下社長。
こだわりの粒あんの原料は、北海道産の上質小豆と後味の良い甘さを引き出す鬼ザラ糖のみ。色艶を良くし、熱まわりにムラがない銅鍋を使った直火製法でうまみを引き出す。
ざいご屋のたい焼きは、粒あんとクリームの2種類。各160円(税込み)。姫路オーナーは「こだわりの粒あんをぜひ味わっていただきたい」と話す。問い合わせは、同店☎(52)1700まで。
村上新聞2020年1月1日号