東北電力が「よりそうeねっと」への不正ログインを確認したと発表
東北電力株式会社は28日、同社の会員制Webサービス「よりそうeねっと」において、12月26日(木)の深夜から27日(金)の早朝にかけて、第三者が他社のサービスなどから入手したと思われるログインID・パスワードを用いて、不正にログインを行ったことを確認した、と発表した。よりそうeねっと利用者の「よりそうeポイント」が、不正に電子マネー・共通ポイントに交換されたことも確認した。同社の発表資料によると、不正にログインされた利用者は52名であり、このうち44名の利用者について、不正なポイント交換が行われたことを確認している。
現時点で、同社のWebサイトからログインID・パスワードが漏えいした事実は確認されていないが、よりそうeねっとでのポイント交換サービスを27日(金)14時30分に停止、不正にログインされた原因とともに、不正にログインされている件数や不正に交換されているポイント数などについて詳細に調査を行っている。
また、被害に遭った利用者に、同社から個別に連絡し被害の状況などについて説明するととともに、ログインID・パスワードの変更を依頼している。
同社では引き続き、原因の究明に努めるとともに、実効性ある再発防止対策を講じたうえで、ポイント交換サービスを再開する方針だ。なお、この件については、警察にも相談を行っており、捜査には全面的に協力していく。
東北電力サイト「『よりそうeねっと』への不正ログインの概要について(12月28日12時現在)(PDFファイル/65.5KB)