新潟県が2021年度の雪による被害状況を発表、上越市では除雪作業中の男性が死亡
新潟県は28日、同日16時時点における県内の雪の被害状況を発表した。被害状況は市町村から報告があったものを取りまとめたものである。
発表内容によると、26日に上越市にて、70歳代の男性が自宅敷地内の雪の中で死亡しているところが発見された。周辺に除雪道具があり、外傷もなかったことから、除雪中に死亡したものと判断された。
また、県内では重傷以上の被害が4件発生している。
19日には南魚沼市で、80歳代の女性が自宅敷地内で作業中、落下した屋根の雪が直撃。胸椎および腰椎を圧迫骨折した。
また26日に上越市で、80歳代の女性が自宅前で雪による視界不良と暴風雪により転倒。右肩骨折と腰椎圧迫骨折を負った。
27日には南魚沼市で、30歳代の男性が仕事で雪下ろしの作業中に屋根から落下。骨盤骨折と右足首亜脱臼の負傷をした。
29日に湯沢町でも、30歳代の男性が勤務先の屋根の雪の除雪作業中に転落。左肘関節、左骨盤部、左大腿部を骨折した。
そのほか、柏崎市で2件、新発田市・十日町市・妙高市・上越市・南魚沼市で1件ずつ、合計7件の軽傷者が確認されている。