新潟県が雪被害状況(31日時点)を公表、十日町市で60歳代男性が小型除雪機使用時に死亡
新潟県は31日、同日11時時点における県内の雪の被害状況を発表した。被害状況は市町村から報告があったものを取りまとめたものである。
公表内容によると、雪の被害による死者が前回発表から1人増え今冬計2人。重傷者は新たに1人、軽症者は5人増加した。
死亡したのは十日町市の60歳代の男性で、12月30日に小型除雪機のオーガ(刃)に服か巻き込まれた状態で発見された。
また、29日には同じく十日町市で60歳代の男性が、屋根の雪下ろしのためはしごを登っている際、約4メートルの高さから転落。右上腕骨と仙骨を骨折する重症を負った。
小型除雪機による死亡事案が発生したことから、県では改めて除雪機使用時の注意喚起を発表。2人以上、または家族や近所への声かけをした上での作業、また、除雪機に詰まった雪の除去は、必ずエンジンを止めてからやることの徹底などを呼びかけている。
【関連記事】
新潟県が2021年度の雪による被害状況を発表、上越市では除雪作業中の男性が死亡(2021年12月28日)