新潟県の花角知事が令和2年初めての定例会見

写真は同日、定例記者会見の後行われた、新県政記者クラブへの会見

厳しい財政状況や地域医療の課題も

6日、新潟県の花角知事が、令和2年最初の定例記者会見を行った。

冒頭で花角知事は、今年の抱負や方針については基本的に「記者会見直前に行われた、職員に向けた年頭あいさつと同じ」としながらも、新潟県が抱える課題や予定されている行事などについての記者の質問に答える形で、今年の目ざす方向についてより踏み込んだ話をしていた。

トピックとしてあげられたのは、「1月10日より予定されている花角知事のベトナム訪問」「1月11日の上越開催を皮切りに行われる行財政改革県民説明会」「県央基幹病院」「鳥インフルエンザ」「2020年度予算」についてなど。

中でも県の厳しい財政状況にある中で行われる「行財政改革県民説明会」について花角知事は、「県の財政やそれを元に行われる行政の施策について、(県民に)まず関心を持ってもらうことが目的。2~3年このままだと立ちいかなくなるこの状況を知っていただくと同時に、県が行っていることについてもより関心を持っていただく機会にしたい」と、その狙いを述べていた。

また今後策定される2020年度予算については、「効果的、効率的は大事で、工夫を盛り込んだ予算になるとよい」と述べるなど、厳しい財政状況を念頭に置いた発言も随所に見られた。

一方、昨年末に県の地域医療構想調整会議により、病床削減などが提言された県央基幹病院については、「今後は地元自治体とディティールを詰めていく中で、病院の姿をはっきりさせていく段階になるだろう。予定通り2023年度の開院ができるのか、設計の専門家でない私には現段階ではっきり言うことはできないが、最も大事なことは県民の皆様がもれなく安心して医療を受けられる体制にすること」と、今後の見通しを述べていた。

なお会見については、後日テキストや録画動画が県のWebサイトにアップされる。
新潟県知事 記者会見ページ:http://www.pref.niigata.lg.jp/kouhou/chijikaiken.html

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