新潟県燕市内にある火災した事業所から六価クロムを含む水が流出

新潟県は6日、同日火災が発生した有害物質使用事業場(燕市小関)を、県三条環境センターが確認したところ、六価クロムを含む水の流出が認められた、と発表した。

事業場下流の水路において水質簡易検査を行ったところ、六価クロムが検出された。ただ水路が接続する大通川では、六価クロムは検出されなかった(なお県によると大通川およびその下流の新川水系には水道取水はない)。また現在、事業者が水路において下流への流出防止措置を講じており、下流への流出は止まっている。県では今後も、水路および大通川において水質検査を実施していく。

一方、県は事業者に対し、以下の指導を行った。
・事業場内の廃液を回収すること
・水路に溜まった六価クロムを含む水を回収すること

六価クロムは、クロム合金、クロムメッキなどに使用される。健康への影響としては、胃腸障害、皮膚炎を引き起こすといわれているほか、発がん性のある物質といわれている。

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