新潟県の花角英世知事が職員向けの年頭ビデオメッセージを公表
新潟県の花角英世知事が職員向けの年頭ビデオメッセージを公表した。全文は以下の通り。
職員の皆さん、新年明けましておめでとうございます。この年末年始大雪や暴風雪の心配がありましたが、災害危機管理対応に当たっていただいた皆さん、また新型コロナウイルス対応に当たっていただいた皆さん、本当にご苦労様でした。
さて昨年は新型コロナ感染症の急拡大の中で本当に多くの方が仕事や生活に影響を受けた1年でありました。厳しい事業環境あるいは厳しい生活環境に追い込まれた方々をしっかり支えて、そしてまた新たな変異株オミクロン株も心配されます医療検査の体制をしっかり充実させ、また3回目のワクチン接種を市町村と連携をして円滑に進める、こうした目の前の足元での急ぐ仕事については、しっかり対応していただきたいと、引き続きしっかり対応していただきたいと思います。と同時にアフターコロナを見据えて、新潟県の中長期的な成長や発展を考える取り組みも重要であります。
昨年来、新たな社会像として、私は3つを申し上げています。分散型社会、2つ目はデジタル化社会、3つ目は脱炭素社会であります。
1つ目の分散型社会、これは人口減少問題の対応にも繋がることだと思っています。人や企業が大都市圏から地方に動き始めています。こうした流れをしっかりとらまえて、新潟県が選ばれる地、選ばれる都市となることを進めていかなければなりません。そのためにはまず働く場所として、この新潟県が魅力ある企業、働く環境をですね、つくっていかなければならないと思います。ワーク・ライフ・バランスの実現、あるいは育児休業など男女共同参画、女性活躍が実現できる、あるいはテレワークなどもワーク・ライフ・バランスの実現には必要なことかも知れません。こうした働く場所としての魅力づくり、それから起業創業など新しいことにチャレンジすることができるチャレンジしやすい環境を持った新潟県づくり、あるいは魅力ある新潟の発信を通して、訪れる場所として新潟が選ばれる、そうしたまさに選ばれる新潟づくりに官民連携をして、オール新潟で取り組んでいかなければならない、そのように思っています。
またデジタル化社会、これは生活、暮らしですね、あるいは産業、われわれ行政すべての場面においてデジタルを取り入れることで、より合理的、効果的、利便性の高い社会を目指していきたいと、そのための取り組みが必要だと思っています。
また3つ目の脱炭素社会、これも年度内には実現戦略をつくり上げて、オール新潟で取り組んでいかなければならないと、そのように思ってます。いずれにしてもアフターコロナの新潟県の中長期的な成長発展のための仕掛け、政策、事業をいまから仕込んでいかなければならない、そのように思っています。ぜひ県庁の皆さん、気持ちを一つにして、この新しい社会の実現を目指してもらいたいと思います。
もう1つ、年頭にあたって皆さんにお話したいことがあります。それはわれわれの職場の働き方改革であります。ワーク・ライフ・バランスを実現させるためにも、そして先ほど申し上げたデジタル化社会の実現のためにも、そして選ばれる新潟づくりのためにも、われわれのこの職場をもっと働きやすい魅力ある職場にしていかなければならないと思います。ぜひこれまでの仕事のやり方を見直していただいて、無駄がないか、デジタルを入れるにはどういう進め方がよいのか、各職場で考えていただきたいと思います。そして男性の育児休業なども本当に取りやすい環境にする中で、男女共同参画、女性も活躍できる、そうした新潟県庁にしていきたいと思います。
選ばれる新潟のためにも、ぜひわれわれの職場が風通しの良い、そして働きやすい職場にすることで、同時にそれは県民のための行政、県民最優先の行政を実現していくことにも繋がっていくものと考えています。
最後になりますけれども、改めてこの1年が職員の皆さんそれぞれにとって充実した年になりますことを心から祈念申し上げ、そして、少しでも仕事や生活が前に進んでいく、そういう1年になりますことを期待いたしまして、簡単ですけれども、年頭のご挨拶にいたします。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。