古町芸妓が古町神明宮(新潟市中央区)で新春の舞を奉納、文化承継への願いを込め
新潟市古町地区を拠点に活動する古町芸妓は4日、古町神明宮(新潟市中央区)で新年の祈祷と新春の舞を奉納した。
古町芸妓全員となる16名が古町神明宮へ訪れ、玉串拝礼などの神事を行ったあと、新春の舞で新年の縁起を担ぐ内容の3曲の演舞を披露し、一年の願いと古町芸妓の文化の承継の祈りを奉げた。
古町芸妓による新年の祈祷および新春の舞の奉納は、古町芸妓の仕事はじめの日に行われており今年で7回目となる。江戸末期から明治時代にかけて、古町芸妓が古町神妙宮への参拝が行われていたという記録が残る文献が発見され、これを復活させようと古町神明宮から働きかけて、2016年から行われるようになったという。
お正月のかんざしや花飾りをつけ新春の舞を奉納した古町芸妓は、「皆様の一年が素晴らしいものになるようにと願った。コロナの状況のなかでも、1つ1つのお座敷を皆様に楽しんでもらえるよう、稽古を頑張りたい」と話した。