新潟県上越市の中川幹太市長が2022年最初の定例会見、「公約実現に向け一歩一歩確実に歩みを進めていきたい」
新潟県上越市の中川幹太市長は4日、2022年最初の定例会見を上越市役所で開き、年頭所感などを発表した。中川市長は「新年度は公約実現のための重要なスタートの時期になる。登山に例えると、いまは登山口に登ったばかり。頂にある公約実現に向け、一歩一歩確実に歩みを進めていきたい」と抱負を語った。
中川市長は「1年前の上越市は35年ぶりの記録的な大雪だった。市内各所で被害が発生し、市民の生活や経済活動に大きな障害となった。近ころは災害が激甚化する傾向にあり、今日明日にも自然災害が起こるかもしれない。再び、昨年のような異常降雪の心配もあるので、除雪事業との意見交換などさまざまな備えをしている。市民の安全、安心を守るため、あらゆる事柄を想定してとらえていく」と語った。
さらに続けて、「新型コロナウイルスについては、3回目のワクチン接種を始めており、医療関係者の協力を得ながら、スムーズに進めていきたい。今年2月から65歳以上の高齢者のワクチン接種を始め、今月14日に高齢者へ案内文書を発送する。市民にはワクチンを受けて、オミクロン株が市内に感染者が増えないようにしてもらいたい」と話した。
また、新年度の予算編成については、「街づくり(自治、観光、公共交通)に関しては、地元の方や関係者との対話など時間をかけてやっていきたい。また、持続可能な社会に関しては、できるところから予算をつけてやっていきたい。環境問題でいえば、これからガソリンなどはなくなってくるので、再生可能エネルギー(太陽光パネル)などの先進的な分野に予算をつけることも考えている」と話した。